2014.07/29 [Tue]
久しぶりに映画を観ました
目下、転職(カウンセリングではなく、嘱託のお仕事の方ですが)インターバルの私…
来週から新しいお仕事がはじまると時間がなくなるだろうことが予測されており…
前から観たいと思っていた映画を見に行ってきました。
場所は横浜からアクセスの悪い岩波ホールにて、意を決して!(東京&暑さにいまだなれない横浜人です)
観たかったのは
「大いなる沈黙へ」⇒オフィシャルサイト
混雑が嫌でしたので、あえて平日の昼間を選んででかけたのですが、チケットを売り場に並んだものの、なんと私の前の人で満席となってしまい、ホールの方から「またの機会になさるか、お食事でもなさるかして」と宣告をうけました。
昼の3時まえ…いったい何食をたべよと?(苦笑)
それにしてもキリスト教信者が人口の1%しかいないにもかかわらず、それも平日にもかかわらず、この混雑はなんだろうと不思議~な感じ。他から隔絶された山奥の観想修道院=日ごろみられないからこそ、観たい!という方が多いのでしょうか?それとも忙殺される日々の中で、心静かな時間を共有したい方が多いということでしょうか?
さすがに横浜から再び出直す元気は残っていませんでしたので、しかたなく6時半からの最終回のチケットを購入し、3時間近くの時間を喫茶店と四ツ谷でつぶし、なんとか…
この映画、165分というロングバージョンにて、最終回の終わりは9時25分…おうちで留守番しているワンコたちに心の中で詫びつつ、ひとり観賞…
この映画、今日なお戒j律が非常に厳しく守られているグランド・シャルトルーズ修道院の日々を記録したドキュメンタリーにて、監督は心理学を学んだ後に映画を学んで映画監督になったという方で6カ月、修道院に一人(監督一人しか入ることを許されなかったため)HDCAMをもって入って、修道士さんと同じ生活をしながら、撮影をしたとのこと…
撮影を願い出てから許可がおりるまで16年がかかり、それもナレーションも照明も一切なしで!という条件のもと撮影が許されたのだそうです。
う~ん…何といいましょうか…恬淡と硬質な感じで修道院の雰囲気というか空気が延々と映し取られているという感じ。以前、スイス映画を観たことがあるのですが、この映画の透明感のある恬淡とした感じはそれに通じるものがあり、それにさらにドイツ映画の硬質さが加わったような…
ただ、いくらナレーションなしとはいえ、字幕で何回も聖書の同じフレーズが繰り返されるのには(それが、この修道院が歴史を貫いて守ってきた日常性ということなのでしょうが)ちょっと…
それにしても、一日の大半を小さな一戸建ての小屋のような個室で過ごし、きびしい沈黙の戒律のなかで祈りと労働にあけくれながら、祈りとともに内なる世界に潜心している修道士さんたちの姿には、ヨーロッパの精神性の根底にあるもの、そして、精神分析の根本に通底するものをみたように思いました。
日々の変わらぬ日常の中で、自らの心の奥底に目を凝らし、心のうちに深く沈潜してゆくプロセス…
山手カウンセリングルーム
町心理
来週から新しいお仕事がはじまると時間がなくなるだろうことが予測されており…
前から観たいと思っていた映画を見に行ってきました。
場所は横浜からアクセスの悪い岩波ホールにて、意を決して!(東京&暑さにいまだなれない横浜人です)
観たかったのは
「大いなる沈黙へ」⇒オフィシャルサイト
混雑が嫌でしたので、あえて平日の昼間を選んででかけたのですが、チケットを売り場に並んだものの、なんと私の前の人で満席となってしまい、ホールの方から「またの機会になさるか、お食事でもなさるかして」と宣告をうけました。
昼の3時まえ…いったい何食をたべよと?(苦笑)
それにしてもキリスト教信者が人口の1%しかいないにもかかわらず、それも平日にもかかわらず、この混雑はなんだろうと不思議~な感じ。他から隔絶された山奥の観想修道院=日ごろみられないからこそ、観たい!という方が多いのでしょうか?それとも忙殺される日々の中で、心静かな時間を共有したい方が多いということでしょうか?
さすがに横浜から再び出直す元気は残っていませんでしたので、しかたなく6時半からの最終回のチケットを購入し、3時間近くの時間を喫茶店と四ツ谷でつぶし、なんとか…
この映画、165分というロングバージョンにて、最終回の終わりは9時25分…おうちで留守番しているワンコたちに心の中で詫びつつ、ひとり観賞…
この映画、今日なお戒j律が非常に厳しく守られているグランド・シャルトルーズ修道院の日々を記録したドキュメンタリーにて、監督は心理学を学んだ後に映画を学んで映画監督になったという方で6カ月、修道院に一人(監督一人しか入ることを許されなかったため)HDCAMをもって入って、修道士さんと同じ生活をしながら、撮影をしたとのこと…
撮影を願い出てから許可がおりるまで16年がかかり、それもナレーションも照明も一切なしで!という条件のもと撮影が許されたのだそうです。
う~ん…何といいましょうか…恬淡と硬質な感じで修道院の雰囲気というか空気が延々と映し取られているという感じ。以前、スイス映画を観たことがあるのですが、この映画の透明感のある恬淡とした感じはそれに通じるものがあり、それにさらにドイツ映画の硬質さが加わったような…
ただ、いくらナレーションなしとはいえ、字幕で何回も聖書の同じフレーズが繰り返されるのには(それが、この修道院が歴史を貫いて守ってきた日常性ということなのでしょうが)ちょっと…
それにしても、一日の大半を小さな一戸建ての小屋のような個室で過ごし、きびしい沈黙の戒律のなかで祈りと労働にあけくれながら、祈りとともに内なる世界に潜心している修道士さんたちの姿には、ヨーロッパの精神性の根底にあるもの、そして、精神分析の根本に通底するものをみたように思いました。
日々の変わらぬ日常の中で、自らの心の奥底に目を凝らし、心のうちに深く沈潜してゆくプロセス…
山手カウンセリングルーム
町心理
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